概要
東京大学発ディープテックスタートアップであるミーバイオは、バイオものづくり事業を通じて①気候変動問題の解決(=脱炭素)、②持続可能な社会の実現(=脱石油)を果たすことをビジョンとしている。バイオものづくりがターゲットとできる有用物質(素材、燃料、医薬品、食品)はさまざまあるが、我々は化学品原料(芳香族化合物他)のバイオ代替にチャレンジする。微生物の代謝経路の制御を光によってコントロールできるという「光スイッチタンパク質」技術は、目的物質の大量生産における高効率化、低コスト化に対してソリューションとなる。この独自の光制御型バイオ生産システムを、世界にプラットフォーム展開していくことを狙う。
ビジョン
光スイッチタンパク質でバイオものづくり産業に革新を起こし、脱炭素・脱石油社会の実現に貢献する。
ミッション
Creating What the Future World Needs
- 事業ステージ
- シード
- 従業員数
- 〜10名
- 主要株主
- 共創・協業テーマ
- バイオものづくり協業、バイオ化成品事業
- パートナーと実現したいこと
ニュース
サービス
光制御型バイオ生産システム「mii-Bioprocess」を用いて、光を用いた微生物の代謝経路の制御というソリューションを提供します。具体的には、微生物を遺伝子改変したスマートセルを用いて目的物資を生産する際に、代謝経路の制御は非常に重要な要素技術です。その制御のために、これまで誘導剤を用いて反応を制御したり、工程を2段階に分けたりなど、さまざまな研究開発が行われてきましたが、低コストでの実施、高効率生産という課題を残しています。私たちミーバイオでは、光を用いて代謝経路のスイッチングを、時間特異的にキレよく、かつ低エネルギーで行うことで、これまでになかった生産システムをバイオものづくり産業にソリューションとして提供します。
東京大学・佐藤守俊教授の開発した「光スイッチタンパク質」は、ひとつのアイデアから生まれました。「光を使ったバイオイメージング技術は、世界中の研究室で利用されている。その光を使って、生命現象を“見る”だけでなく、もし“操る”ことができたら…」。光は、狙ったタイミング・狙った場所のみで、光を当てる・切ることが繰り返せるなど、高い時間的・空間的制御能を持ちます。例えば、狙った細胞内のみでシグナル伝達を光で操作できるようになれば、代謝、分泌、細胞増殖、細胞死等の生命機能を自由自在にコントロールできる可能性が生まれます。この画期的な発明が、ミーバイオのコア技術です。
会社情報
企業名 | 株式会社ミーバイオ / miibio, Inc. |
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代表者名 | 早水 建祥(ハヤミズ ケンショウ) |
市場区分 | 未上場 |
所在地 | 〒213-0012 神奈川県川崎市高津区坂戸3-2-1 かながわサイエンスパーク |
ウェブサイト | https://www.mii-bio.com/ |