鳥取から世界へ────ONESTRUCTIONが仕掛ける、建設業DXを超えた協調戦略とは

鳥取から世界へ────ONESTRUCTIONが仕掛ける、建設業DXを超えた協調戦略とは

日本の建設業は、GDPの約6%を占める巨大産業でありながら、デジタル化において大きく立ち遅れている。設計データは企業ごとに分断され、多重下請け構造の中で情報は滞留し、現場の負担は増すばかりだ。2024年問題に象徴される人手不足も深刻化し、業界全体が持続可能性の危機に直面している。 こうした課題に対し、鳥取発のスタートアップONESTRUCTIONが挑んでいる。「建設業のあらゆるデータをオープンにする」というビジョンのもと、openBIMという国際標準に準拠したソフトウェアで、業界のデータ連携と透明化を推進する。 2020年3月、鳥取大学在学中に創業した西岡大穂氏は、「地域経済にインパクトを出す」ことを会社の存在意義の一つに掲げる。従業員約40名のうち4分の1を鳥取に配置。Autodeskや業界団体のbuildingSMART Internationalとも連携するほか、2023年にはJ-Startup WEST、2025年には経済産業省とNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の生成AI開発プロジェクトに採択された。 本稿では、西岡氏が語ったビジョン、リーダーシップ、チームビルディング、成長戦略を通じて、地方発スタートアップの産業変革への挑戦を追う。建設業という巨大レガシー産業が、「協調」と「国際標準」を軸にどう変わりうるのかを、一人の起業家の言葉から読み解いてみよう。

Startup Vision Interview

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