イベントレポート
地域産業をアップデートする対話の場『RE:LOCAL by STORIUM』開催レポート
2026年3月24日(火)、地域産業のアップデートをテーマとしたクローズドイベント
『RE:LOCAL by STORIUM ー 地域産業アップデート会議 ー』を開催しました。
人口減少や産業の空洞化、後継者不足といった構造課題が進む中、地域産業の持続可能性は、個別企業単位での努力だけでは解決が難しくなっています。
本イベントでは、スタートアップ、地域金融機関、行政・自治体、地域の事業会社、投資家など多様な主体が集まり、地域産業のこれからについて議論しました。
具体的な連携や実装につながる起点づくりを設計
本イベントはスタートアップの皆さんによるピッチを軸に構成しつつ、単なる発表や名刺交換にとどまらないよう、「具体的な連携や実装につながる接点づくり」を意図して設計しました。
発展的な議論が生まれやすい参加者構成とし、当日の配布資料には、登壇スタートアップへ直接コンタクトできるフォームを設置。事後の接点創出まで見据えた設計としました。

当日の様子
当日は10社のスタートアップが登壇し、それぞれの事業や構想を共有しました。
各発表では、地域や産業が抱える構造的な課題に対する視点と、それに対する具体的な仮説が示され、多くの示唆が得られる内容となりました。
<登壇スタートアップの皆さん>
2008年株式会社本田技術研究所に入社、自動運転車や電気自動車の制御系エンジニアとして従事。
2021年に株式会社Ashiraseを創業、代表取締役に就任。
ミッション
興味関心
1994年生まれ、京都出身で二児の母。新卒でブライダル会社に就職し営業職。その後株式会社リクルートでの営業を経験したのち、子育てにおける課題意識から株式会社iibaを創業。「子育てしやすい社会を目指し、新たな子育てインフラを構築する」をビジョンに掲げ、子育て特化のマッププラットフォーム「iiba」の開発・運営を行う。
東洋経済「すごいベンチャー100」、日経クロストレンド「未来をつくる100社」に選出。EY Innovative Startup 2024、Forbes JAPAN「RISING STAR AWARD 2025」受賞
Incubate Camp17thにて女性として史上初初優勝。ICC2025スタートアップカタパルト3位
ミッション
興味関心
当社はロボット開発に強みのある会社です。創業以来、百数十件以上のロボット開発を行ってきています。そこで培った技術を活かし、ロボットの遠隔制御サービスと、それを搭載したロボット製品をご提供しています。
当社は事業を通して格差等の社会問題の低減に貢献することを目指しています。 お客様の課題の解決を行うことで、ロボットの普及に貢献し、社会の変容を積極的に推進します。 また、ロボットの遠隔オペレータという新しいテレワークを創り、在宅を余儀なくされている方や貧困地域の方等にとっての就業機会を増やし、機会の均等化を推進します。
ミッション
興味関心
東京大学大学院卒業後、ボストンコンサルティンググループに入社し、幅広く経営コンサルティング業務を経験。その後、株式会社経営共創基盤に参画し、ハンズオンでの戦略構築・実行支援に従事。エムスリーにて、製薬企業向け営業DX事業の責任者や、グループ会社エムスリーマーケティングの副社長を兼任。2022年、Skillnoteに参画し、セールス・マーケを中心に事業推進。
Skillnoteは、「つくる人が、いきる世界へ」というビジョンのもと、スキルデータを軸とし、製造業を中心とした人材不足に関する課題解決を支援している。
東芝に入社後、米国での新規事業立上げの現地責任者として東芝アメリカ情報システム社に出向、帰任後は社内カンパニーの経営企画部長・グローバル営業事業部長・経営変革統括責任者などを歴任。
その後ベンチャー企業に転身し、ZMPで取締役事業統括(売上拡大等)、イクシスで取締役執行役員CSO(資金調達等)、メルティンMMIで取締役COO/CFO 事事業売によるExit)、FrontActで取締役副社長COO/CFOと、ベンチャー企業の経営職を歴任。
匠技研工業株式会社 代表取締役社長。
東京大学法学部卒業。同大学院中退。
東京大学運動会ラクロス部男子OB。
家庭の影響で幼少期から弁護士を志す中、社会課題の解決手段としてのスタートアップの魅力に惹かれ、起業の道を進むことを決意。
創業後、製造業の皆さま方との数々のご縁をいただく中で、モノづくりの奥深さと課題の深刻さに直面。
現在は、製造業を対象に、工場経営DXシステム「匠フォース」を開発・提供している。
佐賀県出身。九州大学大学院修了。
新卒で建設コンサルタントのパシフィックコンサルタンツに入社。ODA(開発途上国支援)のコンサルタントとして、東南・中央アジアを中心に現地政府の政策立案支援や、日系中小企業の海外展開支援等に従事。
その後、ドローンベンチャーのテラドローンに入社。基幹事業の統括責任者として、利益管理や組織マネジメント等に従事。在任中の2年間で売上向上と利益率改善に着手し、事業単体の黒字化を達成。大手営業や採用も兼務。
2021年2月にMalme(マルメ)を設立し、代表取締役に就任。
ミッション
興味関心
1999年ソニー入社から20年以上にわたり、距離の制約を超えて”あたかも同じ空間にいるような”自然なコミュニケーションを可能とする「窓」の実現に向けて、認知心理学、建築、インタラクションデザインの観点から研究開発を行う。2019年よりSRE AI Partners(株)において、人と人、空間をつなぐコンサルティング事業を、オフィス、医療・介護、教育、地域創生等の幅広い領域で展開。2022年にMUSVI株式会社を創業し「窓」のさらなる社会実装を進める。趣味は、ヨット、合気道、放浪
ミッション
興味関心
SMBC日興証券ではESG投資に関するリサーチや税務ソリューションに従事後、三菱UFJモルガン・スタンレー証券では上場企業や地方銀行に対する各種資本政策に関するアドバイザリーに従事。その後、KDDIにてストラクチャードファイナンス業務を経験。2021年に株式会社Laspyを創業。
防災備蓄共同保有プラットフォームを構築している。大手ディベロッパーとの街づくりとしての仕掛け、多くのエンタープライズ企業との協業を進めており、備蓄保有の効率的な仕組みが不動産開発に当たり前に組み込まれている世界を目指している。
ミッション
興味関心
1998年生 三重県出身
横浜国立大学 海洋系学科卒
新卒でシンプレクス・ホールディングス株式会社に入社しフルスタックエンジニアとしてSaaS間の統合プロジェクトに従事
同社を退職後Receptを創業・代表就任


またピッチ後には、立場の異なる参加者同士で意見交換が行われ、今後の連携に向けた具体的な議論が各所で進んでいました。

今回生まれた対話や接点が、どのような取り組みへと発展していくかは、これからのプロセスに委ねられます。
STORIUMとしても継続的なフォローを行いながら、本会を起点に、登壇者と参加者の皆さんの共創や、地域での実装が前進していくことを願っています。
次の機会に向けて
地方創生を補助金事業や単年度施策にとどめず、産業構造そのものの更新につなげたい。本イベントはこうした意志をもとに開催しました。
期末のご多忙な時期にもかかわらず満員での開催となり、ご登壇いただいた起業家の皆さま、ご参加いただいたすべての皆さまに、主宰者として心より御礼申し上げます。
STORIUMでは、今後も同様の機会を継続的に設計していく予定です。
・地域との接点を探している
・実証や導入の機会を広げたい
・異なるプレイヤーとの議論を通じて事業を前進させたい
とお考えの方は、次回以降のご案内をお待ちいただければと思います。